トライデントコンピュータ専門学校Webデザイン学科生徒による業界研究レポート用ブログです。

2月4日のWebワークショップでは、株式会社バイドゥより矢野りんさんにお越しいただき、わたしたち学生の疑問に答えていただきました。

Webとアプリの違いやデザイン時の注意点は?

矢野さんの回答→違いはない。共通の注意点がある(後記)

「デザイナー」と一言に言っても、ITサービスに必要なデザイナーの種類は様々です。

Webデザインとアプリデザインの違いはありません。根底にあるやるべきことは同じなので、どちらにも言える共通の注意点があるそうです。

デザインするときに注意すること

  • 問題を適切に分割する
  • 個々の用語の定義を明確にする
  • 分割したトピックごとに問題を検証し、仮の解決策を比較する

デザインをする際の情報整理の仕方は?

この質問は、ワークショップを交えて回答をいただきました。

例:トライデントのウェブサイトのコンバージョンをもっと高めてほしい

ここで先ほど意識することとして挙げられた「問題を適切に分割する」ことが重要になってきます。
この例題だけを見て、どうデザインするかを的確に考えられる人は少ないと思います。まずは例題を出した人と認識を合わせておくことが大切です。

例題の場合は「トライデントのウェブサイトってどこ?」「コンバージョン(目標)は何?」「”もっと高める”とは具体的にどういうこと?」といった疑問点が上がります。こういった点を解決してから作戦を考えていきます。

情報整理のステップ

  1. 定義があいまいな用語や言い回しをピックアップし、認識を合わせる
  2. 具体的な目標について認識を合わせる
  3. 目標を達成するための具体的な作戦を考える

不得意な分野のデザインの克服方法は?

矢野さんの回答→そもそも解決するべきものなのかを考える

例えば「かっこいいデザインが苦手」という悩みがあったら、なぜそれを克服したいのかについて考えて、それが本当に克服するべきものなのかを見極めます。
なんとなく「なんでもこなせたほうがいい」という考えになりがちですが、苦手なものがあること自体は別に良くて、 苦手なものを把握しておくことが大事なんだそうです。

矢野さんの仰った言葉で印象に残ったのは「苦手なものは克服できないのは今克服する必要がないから」というものです。
決して苦手なものから逃げてもいいという話ではなく、本当に克服しなければいけない時がきたら自然と克服できるから無理に克服しようとするよりは 自分の得意なものを伸ばしていけばいいというお話。
苦手なものに直面したときは悩む前に「そもそも」の部分を見直していきたいです。

女性として仕事に関してアドバイスはありますか?

矢野さんの回答

  • 目の前の仕事に集中する癖をつけること
  • 遠い目標に振り回されないこと

1つめの「目の前の仕事に集中する癖をつけること」というのは矢野さんの育児経験に基づくアドバイスでした。横入りにとらわれていると身につく効率が悪くなってしまうので、やるべきことに集中することが大切です。

仕事をしていて楽しいことは?

矢野さんの回答→昨日まで知らなかったことを知ったり、違う考え方ができるようになったとき楽しいと思う

自分の楽しいことは何か?何が楽しいのか?など普段から感じていることを客観的に見て言葉にする癖をつけると違いがわかります。

また、「何をしたらいいかわからない」のは目標の設定ができていないから。これは自分の欲求などを考えれば自然と決まってくるものです。

情報収集の仕方は?

矢野さんの回答

  • 疑問に思ったことや言葉の意味をしつこく調べると視野が広がる
  • MashableやWiredなど海外のトレンドネタを英語で見る

「コンバージョン」や「インセンティブ」などなど、IT業界ではたくさんの横文字が使われています。授業で調べ物をしていても横文字ばかりで意味がわからず、ひとつひとつ調べて理解しようと奮闘することもしばしばあります…。そういった言葉の意味を調べて、調べた中からわからないことをさらに調べて…と繰り返していくと、意味がわかるだけでなく、様々な情報を得ることができます。
また、流行は海外の方が早いため、できれば海外のWebサイトから情報を収集できると良いとのこと。

まとめ:デザイナー3原則

  • ロジカルになろう
  • なんでも一回肯定してみよう
  • 話す人より聞く人になろう

今回矢野さんには様々な質問に答えていただきました。Web制作者という面だけでなく、普段の生活において意識を変えようと考えさせられた回答もあり、とても貴重な経験になったと思います。
矢野さん、お忙しい中ありがとうございました!