トライデントコンピュータ専門学校Webデザイン学科生徒による業界研究レポート用ブログです。

昨年からお世話になっているアクアリングの平野秀幸さんと佐藤直樹さんにお越しいただき、IA思考と情報設計についてお話を伺いました。

前回のおさらい

IAとは「誰」が「どう使うのか」を本気で考え、人と情報をつなぐ技術や思いやりのことです。
ユーザ目線でものを考えるために、ユーザのことを知り、 ユーザにとって良いコトを設計(=デザイン)しましょう!というお話でした。
前回のレポートはこちら→IA思考と情報設計①

今回は佐藤さんと平野さん、どちらの授業でも早速ワークショップに入りました。

課題① トライデントコンピュータ専門学校の入学者を増やすためのコンテンツを考える

コンテンツを考えるにあたって、まずは自分の受験前、受験当日、受験後にとった行動や気持ちを振り返ってみます。それをグループで持ち寄り、ポストイットを貼って表にしました。
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ここから受験生が考えていることをまとめ、目的達成の核となる課題を見つけ出し、コンテンツのアイデアを出します。

わたしたちのグループは学校の雰囲気をより身近に感じてもらうために「学生Twitter企画」というコンテンツを提案しました。

Webサイトやパンフレットを見てもかしこまった書き方をしているため、雰囲気が伝わりづらい。学校での様子や課題でこんなことしてるよ〜など、学生がTwitterで発信すればより雰囲気が伝わるのではないか、という考えでこのコンテンツ提案に至りました。

今回は時間が足りずプレゼンは行いませんでしたが、プレゼンではグループでどんな相談をしてきたのか知らない人が聞くことを意識して結果から話すことが大切です。

この課題のように、開始から終了までのユーザの行動や感情を可視化する=カスタマージャーニーマップを作ることはユーザ目線の設計をする上でとても有効な手段です。

課題② 東山動植物園の来園者増加を目的としたアプリを作る

今まで習ったことをふまえて最終課題です。
東山動植物園の現状は以下のとおり。

  • 遠足の定番スポット
  • 休日は家族連れが若い人が多い
  • 平日や冬場の集客を増やしたい

この状況をふまえて今回ターゲットにする架空の人物像、ペルソナを作ります。それを元に、ターゲットが来園前、来園中、来園後にどんな行動をとるか、どんなニーズがあるかを考えました。

ニーズに合うアイデアをたくさん出してコンテンツの方向性が決まってきたら、コンセプトを作ります。
コンセプトは 「USER=(誰に)」「CONTENTS(=何を)」「CONTEXT(=どのように)」の3つの要素で簡潔にまとめます。今後の制作で迷走したときも、簡潔なコンセプトを指標としておくことで原点に立ち返ることができます。

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わたしたちのグループは「未就学の子どもがいる家族連れに、思い出の作れる動植物園の撮影スポットを、わかりやすく伝える」をコンセプトにコンテンツを提案しました。ただ地図に撮影スポットを出すだけでなく、アプリを使った他の人が撮った写真やおすすめしたいスポットをシェアできるという点がポイントです。
(今振り返ってみると最初に出た動植物園の現状への対応という面で少し弱いものだったかなとも思います…)

まとめ

IAとはユーザ目線でものを考えて人と技術をつなぐ思いやりのこと。そのためにユーザのことをよく知り、「誰に何をどうするか」を考える。

この「誰に何をどうするか」ということはシンプルなようで、意識していないとすぐに忘れてしまいます。
いかに気づいて工夫できるかユーザの目線に立って、ユーザにとっていいことをデザインするための第一歩であることが大変よくわかりました。

全5回にわたってIA思考と情報設計についてのお話をお聞きしてきましたが、やはり難しいという印象が強かったです。しかし難しいばかりではなく、ユーザがどんなことを考えるか、ユーザのためになることはどんなことなのかを想像して1つの提案を作りあげていく過程はとても面白かったです。今後の制作でも、常にユーザを意識することを忘れずに取り組んでいきたいと思います。

平野さん、佐藤さん、お忙しい中ありがとうございました!